2016年11月29日

静岡県立大学:H28年度「ムセイオン静岡:MUSEUMと文化A」施設見学授業

「ふじのくに地球環境史ミュージアム」

静岡県立大学の全学共通科目の中にある「しずおか学」は、地域と連携しながら静岡の特性と魅力を学ぶ選択必修科目であり、「ムセイオン静岡」は、ムセイオン各機関から講師を招き講義をしてもらうだけでなく、実際に美術館や劇場で鑑賞・観劇をしたり、研究施設見学を行う授業です。

静岡県立大学:H28年度「ムセイオン静岡:MUSEUMと文化A」施設見学授業


学生たちはバス2台に乗り込み、よく晴れた気持ちのいい朝に出発。今回は今年3月にオープンしたばかりのふじのくに地球環境史ミュージアム(以下:地球環境史M)の研究員、山田准教授(専門は環境史学、自然地理学)の解説・案内付の博物館見学です。

 ふじのくに地球環境史ミュージアムでは、よくある博物館の「見る展示・触る展示」から「考える展示」への進化を試みており、あえて展示品の解説文を減らす一方で、館内の研究員やスタッフと会話しながら展示解説を行うのも特徴の一つです。地球環境史とは、人と自然の関係の歴史のこと。

静岡県立大学:H28年度「ムセイオン静岡:MUSEUMと文化A」施設見学授業


 ふじのくにの海や大地に刻まれた記録から、静岡の多種多様な生物のことがわかります。山田さんは、疑問を投げかけつつ愉快な説明でお話してくださいました。学生たちもしっかり展示を見ながら、そのお話に聴き入っていました。

静岡県立大学:H28年度「ムセイオン静岡:MUSEUMと文化A」施設見学授業


 特に私(望月)の目を引いたのが、自然の豊かな恵みだけでなく、時として脅威となる平穏な日常を奪うこともあるということもきちんと展示されているということ。
 学生たちは、あるいは、行きのバスでは通常の社会科見学のような気持ちだっかもしれません。しかし、帰りのバスでは「心豊かに暮らす」とはどのようなことだろう、私たちが今できることとは?といったように、それぞれが深く思考する良い見学授業となりました。

文:ムセイオン静岡事務局 望月




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Posted by museion2009 at 16:43│Comments(0)ムセイオン静岡:授業
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