2010年03月24日
モスクワ国立国際関係大学から日本へ
2010年3月23日 モスクワ国立国際関係大学(MGIMO)から郷愁を込めて
皆様お元気ですか? モスクワに来て10日余りが経ちました。こちらはまだまだ寒く、先週は気温が-20℃くらいまで下がり、天候も不安定で、風の強い日などはかなり大変でした。若い頃ならともかくこの齢になると、春の日本に戻りたい気もします。
とはいえ、日本とは甚だ異なる文化に接するのも新鮮で、美術館を見学したり、クラシック音楽のコンサートに出かけたり、結構忙しく過ごしています。
先日はMGIMOの学生を相手に、「奈良 One of theBasic Culture of Japan」という題で講義をしました。今日はこれからまた、別の講義をします。題目は「風土から見た日本文化と『いき(粋)』」です。
この講義がすむと、後はモスクワ周辺の世界遺産をMGIMOの先生や島田先生と訪ねたり、また美術館やコンサートに出かけたりする予定です。
日本に帰れば桜と美味い日本酒が待っていると思いながら、モスクワ滞在を楽しんでいます。 ではご機嫌よろしく。ダスビダーニャ。
P.S. 少し、写真を添付しておきます。




皆様お元気ですか? モスクワに来て10日余りが経ちました。こちらはまだまだ寒く、先週は気温が-20℃くらいまで下がり、天候も不安定で、風の強い日などはかなり大変でした。若い頃ならともかくこの齢になると、春の日本に戻りたい気もします。
とはいえ、日本とは甚だ異なる文化に接するのも新鮮で、美術館を見学したり、クラシック音楽のコンサートに出かけたり、結構忙しく過ごしています。
先日はMGIMOの学生を相手に、「奈良 One of theBasic Culture of Japan」という題で講義をしました。今日はこれからまた、別の講義をします。題目は「風土から見た日本文化と『いき(粋)』」です。
この講義がすむと、後はモスクワ周辺の世界遺産をMGIMOの先生や島田先生と訪ねたり、また美術館やコンサートに出かけたりする予定です。
日本に帰れば桜と美味い日本酒が待っていると思いながら、モスクワ滞在を楽しんでいます。 ではご機嫌よろしく。ダスビダーニャ。
静岡県立大学
立田洋司
立田洋司
P.S. 少し、写真を添付しておきます。





2010年03月15日
「西浦田楽」見学の報告
SPACの横山さんが詳しい報告を送ってくださったので、ほんの一部ですが抜粋引用します(<>中が横山さんの文章です)。
<朝8時30分に待ち合わせ、埋蔵研所長天野忍さんの車で一路春野町へ。12時頃春埜山大光寺に到着、樹齢千年あまりといわれる春埜杉と対面。周囲10m、高さ40m。枝がまわりの杉の木の幹ほどもある。見上げれば樹冠が霧にかすむ。>

前列左から立田先生(県立大学)、小針さん(県立美術館)、比留間(県立大学)。
後列左から増田さん(県立大学図書館)、岩倉先生(県立大学)、横山さん(SPAC文芸部)、天野さん(埋蔵文化財調査研究所)。

千年杉はどこか太陽の塔と似ていました。そしてある小説家が太陽の塔は宇宙遺産といったことを思い出しました。立田先生は「木霊が宿っているという言い方も頷ける」とも。
とにかく神秘的でした。いつか子供に見せてやりたいです(比留間)

<21時頃、小雨がちらつく中、すでに舞処を囲んで観客たちがシートや椅子やカメラを仕込んでいる。21時30分頃、能衆が境内へと通じる階段を上って小屋入りし、舞処の脇に積まれた「横篝(よこかがり)」に火が入って、田楽がはじまる。>
西浦田楽には、仲村さん(SPAC制作部)も自力で駆けつけました。そんな熱心な仲村さんをはじめ数人は『「寒い・煙たい・眠い」に耐えて』(天野さんの作成した日程より)、徹夜で見学しました(わたしは立ったまま眠りに落ちて何度も倒れそうになりました)。
<一番強い印象を受けたのは、丑三つ時から延々とつづく仏と神々の舞である。今ひとつ性格のよく分からない神々が一番あたりおそらく20分近くにわたって単調な舞を繰り返すこの部分では、観客もまばらになっていたが、その執拗さに、祝祭における「神々の顕現」ということの重要性を見ることができた。>
朝、民宿のコタツで雑魚寝したり、思う存分美味しいお酒を飲んだりと、実に愉快な旅でした。わたしはリフレッシュしましたが、全てを準備された天野さんはお疲れになられたことと思います。この場を借りてお礼申し上げます。
静岡再発見の旅、第2弾も企画したいと思います。
「西浦田楽」についてはこちら⇒
<朝8時30分に待ち合わせ、埋蔵研所長天野忍さんの車で一路春野町へ。12時頃春埜山大光寺に到着、樹齢千年あまりといわれる春埜杉と対面。周囲10m、高さ40m。枝がまわりの杉の木の幹ほどもある。見上げれば樹冠が霧にかすむ。>

前列左から立田先生(県立大学)、小針さん(県立美術館)、比留間(県立大学)。
後列左から増田さん(県立大学図書館)、岩倉先生(県立大学)、横山さん(SPAC文芸部)、天野さん(埋蔵文化財調査研究所)。

千年杉はどこか太陽の塔と似ていました。そしてある小説家が太陽の塔は宇宙遺産といったことを思い出しました。立田先生は「木霊が宿っているという言い方も頷ける」とも。
とにかく神秘的でした。いつか子供に見せてやりたいです(比留間)

<21時頃、小雨がちらつく中、すでに舞処を囲んで観客たちがシートや椅子やカメラを仕込んでいる。21時30分頃、能衆が境内へと通じる階段を上って小屋入りし、舞処の脇に積まれた「横篝(よこかがり)」に火が入って、田楽がはじまる。>
西浦田楽には、仲村さん(SPAC制作部)も自力で駆けつけました。そんな熱心な仲村さんをはじめ数人は『「寒い・煙たい・眠い」に耐えて』(天野さんの作成した日程より)、徹夜で見学しました(わたしは立ったまま眠りに落ちて何度も倒れそうになりました)。
<一番強い印象を受けたのは、丑三つ時から延々とつづく仏と神々の舞である。今ひとつ性格のよく分からない神々が一番あたりおそらく20分近くにわたって単調な舞を繰り返すこの部分では、観客もまばらになっていたが、その執拗さに、祝祭における「神々の顕現」ということの重要性を見ることができた。>
朝、民宿のコタツで雑魚寝したり、思う存分美味しいお酒を飲んだりと、実に愉快な旅でした。わたしはリフレッシュしましたが、全てを準備された天野さんはお疲れになられたことと思います。この場を借りてお礼申し上げます。
静岡再発見の旅、第2弾も企画したいと思います。
静岡県立大学
比留間洋一
比留間洋一
「西浦田楽」についてはこちら⇒
2010年03月01日
「ムセイオン講座」社会人聴講生募集のお知らせ
平成22年度より、静岡県立大学では、以下の3科目を「ムセイオン講座」と位置づけ直し、新たに社会人聴講生を受け入れることにしました。
この3科目は、静岡県立大学の全学共通科目(リベラル・アーツに相当するもの)で、ムセイオン静岡を構成する各機関がオムニバス形式で授業を行っているものです。
前期:「MUSEUMと文化」
「表現・コミュニケーション・カルチャー」
後期:「世界の文化遺産」
*ただし現在の募集は前期科目のみ。
(クリックすると、授業内容を参照できます。)
詳細については、静岡県立大学のホームページをご覧ください。
(http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/news_topics/auditor22firsthalf/index.html)
◆ 受講生は本学小講堂における名盤コンサートにもご参加いただけます。
◆ あなたも「ムセイオン静岡」の「文化の伝承者」になりませんか。
この3科目は、静岡県立大学の全学共通科目(リベラル・アーツに相当するもの)で、ムセイオン静岡を構成する各機関がオムニバス形式で授業を行っているものです。
前期:「MUSEUMと文化」
「表現・コミュニケーション・カルチャー」
後期:「世界の文化遺産」
*ただし現在の募集は前期科目のみ。
(クリックすると、授業内容を参照できます。)
詳細については、静岡県立大学のホームページをご覧ください。
(http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/news_topics/auditor22firsthalf/index.html)
◆ 受講生は本学小講堂における名盤コンサートにもご参加いただけます。
◆ あなたも「ムセイオン静岡」の「文化の伝承者」になりませんか。
静岡県立大学
比留間洋一
比留間洋一